宝塚・宙組公演23日遅れで開幕 真風涼帆「“今日を一生懸命生きよう”って思って頂けたら」

[ 2022年2月28日 16:43 ]

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた宝塚歌劇団宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」が28日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 同公演は5日開幕予定だったが、直前に行われたPCR検査で、公演関係者から新型コロナウイルスの陽性者が出たため延期。この日23日遅れの初日となった。

 トップスター真風涼帆が世界的カメラマンにふんし、外国人でありながらスペイン内戦へと身を投じていくさまを描く大作。ファシズムの台頭に内戦が色濃く描かれ、現在の世界情勢も相まって、客席は宙組のコーラス力に圧倒されながらもぐいぐい引きこまれた。

 同作は2006年、当時の宙組トップコンビ和央ようか&花総まりのサヨナラ公演としても大ヒットし、入団したばかりの真風が初舞台を踏んだ思い出の舞台。「初舞台の日は今も鮮明に覚えているほど、思い入れのある大切な作品」としていた。

 コロナ禍で16年前とはまったく違ってしまった環境に、真風は「ジョルジュを演じながら、自分自身は“一生懸命生きよう”と思いながらやっているので、この3時間を見てくださったお客様にも“今日を一生懸命生きよう”って思って頂けたら。そう伝えられるよう頑張っていきたい」と力強く語っていた。

 公演は3月14日まで。東京宝塚劇場では4月2日~5月1日まで上演される。

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2022年2月28日のニュース