コシノ3姉妹 朝ドラ「カーネーション」ヒロインモデルの母の遺言とは…ジュンコさん「本当にいい遺言」

[ 2022年1月4日 15:20 ]

(左から)コシノミチコさん、コシノジュンコさん、コシノヒロコさん
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 世界的ファッションデザイナーのコシノヒロコさん(84)、コシノジュンコさん(82)、コシノミチコさん(78)姉妹が4日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。日本の服飾デザイナーの草分けとして活躍した母、故小篠綾子さん(享年92)の遺言を明かした。

 2006年に他界した綾子さんは、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(2011~12年放送)のヒロインのモデルとしても知られている。従業員を抱えた洋装店を切り盛りし、娘3人を一人で育てた“名物母ちゃん”だった。司会の黒柳徹子が「あなたたちのショーは、お母ちゃんはいつも一番前で見るんですって」と話すと、ヒロコさんは「必ずその子の洋服を着て来るんです」と明かした。

 黒柳が「コシノ3姉妹の共通点は母を尊敬するところなんですって」と続けると、ジュンコさんは「凄かったですね。人付き合いもいいし、親が亡くなって全国色んな所に行くと、『お母さんにはお世話になりました』って何人の人に言われたか」。ヒロコさんは「とにかく人に尽くすことが自分の喜びであるって言う」と説明した。

 黒柳が「お母ちゃんって、そういう方でしたよね」と納得すると、ヒロコさんは「そうなんです」とうなずいた。ジュンコさんは「だから最期の遺言にね、『与うるは受くるより幸いなり』って聖書にあるんですけど、そんなことはきれいに言ってないんですよ。『人にしてあげる方が、もらうよりよっぽどええで』って凄い岸和田弁で言ってるんですけど、でもそれが凄い私たちにとって本当にいい遺言だなと思いました」と振り返った。

 ヒロコさんは「私たちが母の気持ちを受けてって言うのは一番そこですね」、ジュンコさんも「まあよく飲んで、よく遊んで、仕事いっぱいして、元気で。最高に有意義な素敵な人生だったと思いますよ」としみじみ。黒柳が「それでしかも3姉妹が個性的で有名なデザイナーになるなんていうことは、あんまりこの世の中にないですよ。普通はね。自分と同じ職業を継いでくれたっていうことになるわけで、それは凄いと思います」と語ると、ジュンコさんは「妹(ミチコさん)までなるとは思わなかった。テニス一本やりで、どうしてできたのか分からないぐらい」と笑ってみせた。

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2022年1月4日のニュース