NHK大河ドラマ「青天を衝け」平均総合視聴率19・6% 前作「麒麟がくる」に及ばず

[ 2022年1月4日 12:13 ]

NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主演を務めた吉沢亮
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 昨年12月26日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「青天を衝け」の平均総合視聴率(全41回)が19・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録したことが4日、分かった。同局が発表した。

 全41回の平均世帯視聴率はリアルタイムで14・1%、タイムシフト6・2%、総合は19・6%。20年「麒麟がくる」で記録した20・2%を上回ることができなかったが、2017年「おんな城主 直虎」の17.3%、18年「西郷どん」の18.0%、19年「いだてん」は11.2%は上回った。

 関西地区ではリアルタイム13・2%、タイムシフト6・5%、総合19・0%。個人視聴率は関東地区で、リアルタイム8・4%、タイムシフト3・4%、総合11・6%、関西地区でリアルタイム7・6%、タイムシフト3・5%、総合10・9%だった。

 総合視聴率は、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴、いずれかでの視聴を示す指標。タイムシフト視聴率は、リアルタイム視聴の有無にかかわらず、7日以内(168時間内)でのタイムシフト視聴の実態を示す数値となる。

 俳優の吉沢亮(27)が主演を務めた大河ドラマ60作目。新型コロナウイルスの影響で、異例の昨年2月のスタートとなった。大ヒットした15年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏が大河脚本に初挑戦したオリジナル作品。主人公は24年度上期に20年ぶりに刷新される新一万円札の顔としても注目され、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一(1840―1931)。幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、栄一が青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開く姿を描いた。吉沢は大河初出演にして初主演。タイトルは若き栄一が藍玉を売るため信州に旅した時、険しい内山峡で詠んだ漢詩の一節から採った。

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2022年1月4日のニュース