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サービス精神の大盤振る舞い!明石家さんま、40年ぶり正月公演で贈った“笑いのお年玉”

[ 2022年1月4日 19:40 ]

なんばグランド花月で開催された正月特別公演「笑輪の笑い~Born ready達~」で口上を述べた明石家さんま(中央)
Photo By 提供写真

 沖縄国際映画祭ではテーマソングの「笑顔のまんま」が会場で朝から晩まで流れている。取材のためウロウロしていると、そこら中のスピーカーから「♪笑顔のまんま~、♪笑顔のまんま~」というフレーズが聞こえてくる。作詞は明石家さんま、作曲はBEGINで、さんまの芸人としての生き様を歌ったような曲だ。映画祭は毎年3~4月ごろに開催されており、穏やかな陽気の中、あの曲を聴くと、なぜか笑顔になってしまう。そんな不思議な魅力がある。

 その明石家さんま(66)による正月興行「笑輪の笑い~Born ready達~」が大阪・なんばグランド花月で行われた。満員の観客で埋まったNGK。この2年、コロナ禍でガラガラだったことを考えると、それを見るだけで、こちらのテンションも上がる。オープニングに向けて劇場が暗転すると、「笑顔のまんま」が流れてきた。コロナ禍で久しく耳にしていなかったが、「パブロフの犬」のようなもので、自然と笑みがこぼれた。

 イベントはハチャメチャのひと言につきた。紋付き袴姿のさんま、中川家、次長課長ら12人による口上で幕を開けたが、脱線に次ぐ脱線で、それだけで30分を優に超える。テレビ中継もないから、飛び出すフレーズも放送コードお構いなし。イメージでいうと、フジテレビの人気バラエティー「さんまのお笑い向上委員会」をライブにして、さらにハードにした感じだろうか。

 タイトルの「笑輪」は「昭和」を引っかけたもので、昭和の懐かしいお笑いのノリにこだわった作りだった。コントや漫才を挟みつつ、メインディッシュは、大阪の新世界を舞台にした喜劇。さんま扮する映画監督が、主演俳優のジミー大西(58)と丁々発止を繰り広げた。

 舞台上には吉本新喜劇のようなセットはなく、NGKにある「ジャンボトロン」という大型ビジョンに昭和の大阪の映像を映しただけ。そんな簡素な作りにもかかわらず、猛獣使いのさんまが制御不能のジミーをツッコミ倒して笑いに変える。それにしてもしゃべりすぎて尺が伸びすぎ、強制暗転したのはツボにはまった。地下鉄の終電がなくなることを考え、劇場側が強制終了した形だ。

 劇中に登場する中川家の礼二(49)扮する新世界のオッサンと、次長課長・河本準一(46)によるオバハンのカップルの結婚式で大団円。たまたま大阪の実家に帰省していて、舞台を見に来ていた今田耕司(55)とロッチ中岡創一(44)がスピーチ役で駆り出されるサプライズもあった。その結婚式の締めくくりで、全員で合唱したのが「笑顔のまんま」だ。周囲のお客さんの顔を見ていたのだが、みんな楽しそうに笑っていた。2時間の予定が終わってみれば2時間30分オーバー。サービス精神の大盤振る舞い。これがお笑い怪獣と呼ばれる訳だろう。

 30年以上、さんまが続けてきた年末年始のオーストラリア旅行がコロナ禍で中止となり、実現した40年ぶりの正月公演。「♪僕が笑いを君にあげるから、君の笑顔を僕にください~」という「笑顔のまんま」の歌詞にぴったりだった。こんなお年玉なら、なんべんでももらいたい。サービス満点のお笑い怪獣の初笑い。来年以降も、ぜひぜひやってほしい。

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2022年1月4日のニュース