小柳ゆき「楽しかった」デーモン閣下との迫力コラボ 全国ツアー最終公演

[ 2021年11月1日 13:28 ]

20周年を記念した全国ツアーの最終公演を行った小柳ゆき(右)。デーモン閣下がゲスト出演した
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 歌手の小柳ゆき(39)が10月31日、東京国際フォーラムで全国ツアー最終公演を開いた。最新アルバム「SPHERE~球宇宙~」の収録曲を中心に22曲を披露。終盤にはデーモン閣下がゲスト出演し、2人のデュエット曲で観客を沸かせた。

 2人で披露したのは、宇宙と地球をテーマに小柳が作詞したロックナンバー「SPHERE ―feat.デーモン閣下―」。小柳の力強い声と閣下のハイトーンボイスは相性がピッタリ。小柳はリハーサルから全開で歌唱しており、「本当に楽しかった」と笑顔を見せた。

 2人のコラボレーションは2012年以来となる。デーモン閣下のアルバム「MYTHOLOGY」の収録曲「A STORY OF THE AGES―神話溶融―」に小柳が参加。閣下が「若くてパワフルなヴォーカルの人と歌いたい」と小柳に声をかけたのが始まりだった。

 今回は小柳からオファー。「もっと何かでご一緒出来たらと思っていた。昨年が20周年で、その大事な時にぜひ閣下と魂のぶつけ合いみたいな曲でと思っていたので、お声がけさせていただいた」と明らかにした。

 新曲は新型コロナウイルスの感染が広がりつつあった昨年春に制作。ビデオの撮影は延期になったが、閣下は「ヴィデオは出来ていないけど、コロナ禍の世の中でもみんなを勇気づける歌になってるから、動画がなくても音だけYouTubeにアップロードしないか」と提案。小柳も同じ意見で、ステイホーム期間に音楽を先に公開した。

 小柳の全国ツアーも本来は20周年の昨年に行うはずだった。1年遅れてようやく完走してホッとした表情。デビューからこれまでを振り返り「いろいろな経験をさせていただきながら感じてきたものが歌声になって出てきてる。今もこうして歌わせて頂けてるので、支えて頂いている方に感謝だなと思います」と話した。

 小柳は12月に東京、横浜、大阪の3カ所のビルボードライブでコンサートを開く。

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