高岩淡さんを悼む 三田佳子「京都の兄のような方」富司純子「笑顔が忘れられません」

[ 2021年11月1日 15:28 ]

高岩淡さん
Photo By 提供写真

 東映の元社長で、長く日本アカデミー賞協会の会長も務めた高岩淡(たかいわ・たん)さんが10月28日午後2時23分、肺炎のため京都市の病院で死去した。90歳。福岡県出身。葬儀は家族葬で済ませた。喪主は長男・高岩礼(れい)氏。後日お別れの会を予定している。作家の檀一雄氏は異父兄。女優の檀ふみは姪(めい)にあたる。ゆかりのある女優からも追悼のメッセーが寄せられた。

 ▼三田佳子(女優) 私のデビュー当時から、いつも何くれとなく気を配り、面倒を見てくださる「京都の兄」の様な方でした。大きな声で場を仕切りながら、誰にも明るく気さくに接していらした。映画祭で何度もご一緒した中国への旅が、忘れられない思い出です。ご冥福を心よりお祈り致します。

 ▼富司純子(女優) 九州男児で器の大きい方でした。ロケに行っても、スタッフや俳優の事を一番に考えてくださって、17歳でデビューして26歳まで東映京都撮影所でお仕事をさせていただき、お世話になり、とても幸せでした。生意気にも「淡ちゃん」と呼ばせていただき、「純子ちゃん」とかわいがっていただきました。笑顔が忘れられません。どうぞ、安らかにお眠りください。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月1日のニュース