田崎史郎氏 衆院選は「無風、どこの政党にも風が吹かなかった」「各政党の地力が出た」

[ 2021年11月1日 18:32 ]

辛坊治郎氏
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月曜~木曜後3・30)にゲスト出演。昨日、投開票が行われた衆院選を総括した。

 小選挙区289、比例代表176の465議席を巡って争われた衆院選は、自民党が「絶対安定多数」の261確保、公明党が32、立憲民主党が96。日本維新の会は41を得て、自民、立憲に次ぐ第3党に躍進した。結果を振り返り「無風だったんですよ。どこの政党にも風が吹かなかった。やはりギリギリの局面では、各政党の地力が出た選挙だなと思いました」と田崎氏。「テレビ局は8時台に一斉に出口調査に基づく予想を出すんですが、NHKの(自民党の)数字は213~253という幅のある数字で、その上限をも突破した261。これにはちょっと驚きましたよね」とコメントした。

 パーソナリティーの辛坊氏(65)が「自民は15減り、立憲民主は14減り、減っている数でいえば(両党)同じぐらいなのに、自民が踏みとどまって立民が大惨敗っていう印象ですよね」と感想を述べると、「その通りですね」と同調した田崎氏。「自民党は単独過半数、つまり233ぐらい獲れれば良いな、合格点だなと思われていたのが261までいきましたんで、これはまあ勝利です」としつつ、立憲民主党が得票を下げた理由について、「比例代表の得票が少ないんですよ。4年前の選挙時は当時、立憲民主党と希望の党と合わせて比例代表での得票は2000万票あった。今回はそれより減って、今回は立憲民主党と国民新党を足しても1700万票しか出ていないんですよ」と言及。「小選挙区では一本化効果が確かにあったんですが、比例代表では恐らく、立憲民主党と共産党が組んだことがマイナスになって働いたんではないか?と思われます」と分析した。

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2021年11月1日のニュース