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12月に宝塚退団の星組スター愛月ひかる、宝塚大劇場に別れ 「男役に完成はありません。最後の日まで」

[ 2021年11月1日 18:02 ]

あこがれの白い軍服で「うたかたの恋」を披露する愛月ひかる(右)とトップ娘役の舞空瞳
Photo By スポニチ

 12月26日の東京公演千秋楽を最後に宝塚歌劇団を退団する星組男役スター・愛月ひかるが1日、兵庫・宝塚大劇場での退団公演「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」が千秋楽を迎え14年親しんだ本拠地に別れを告げた。

 本公演終了後には、特別に15分ほどのサヨナラショーも行われた。宙組時代、新人公演で初主演した「誰がために鐘は鳴る」から「幸せの鐘の鳴る日」のソロで始まり、憧れだった白い軍服で「うたかたの恋」をトップ娘役・舞空瞳とデュエット。最後の主演作となった「マノン」から「マドリードへ」では、男役を率いてセンターで踊り、14年間を凝縮させながら夢をかなえるステージとなった。

 最後の大階段を緑の袴で下りた愛月は、同期生からの花を宙組スター芹香斗亜から受け取り「宝塚に出会ってから宝塚が私のすべてでした」などとあいさつ。「憧れが強すぎるがゆえに葛藤することもたくさんありましたが、常に見失わなかったのは宝塚を好きだという気持ちです。その気持ちと宝塚の男役を極めたいという志がなければ今の私は存在しないと思っております。男役に完成はありません。東京公演の最後の日まで自分の男役像を作り上げて参ります」と熱く誓った。

 これにはトップ礼も「袴姿で階段を下りてきた大切な仲間たちのごあいさつを聞いて、今まで我慢してきた思いがあふれ出しそうで。心がかき乱されております。悲しくないはずがありません」などと感謝。愛月が「星組生として卒業できることを誇りに思います」と話すと大きな拍手がわき起こった。

 愛月は07年初舞台。その恵まれたスタイルで早くから頭角を現し宙組から専科を経て星組で活躍。「エリザベート」のルキーニや「神々の土地」でのラスプーチン、「ロミオとジュリエット」での「死」など個性的でアクの強い役どころで比類ない存在だった。東京公演は20日、東京宝塚劇場で開幕する(12月26日まで)。

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