和田アキ子 目の病気との闘い 右目はほとんど見えずも「こうやって頑張っていますから」

[ 2021年11月1日 14:55 ]

歌手の和田アキ子
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 歌手でタレントの和田アキ子(71)が1日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・30)にゲスト出演。目の病気と闘っていることを明かした。

 1968年のデビューから第一線で活躍してきた和田。司会の黒柳徹子(88)から「目の病気で困っているんですって」と聞かれると、「今大変で。加齢らしいんですけど、黄斑変性症っていう。今両方2週間に一回注射して、(1カ月に1回)手術しているんですけど」告白した。続けて「右目は網膜色素上皮裂孔っていって、目のこれが眼球だとすると、半分以上が真っ黒なんです」とし、「だから今、徹子さんのお顔も左目でほとんど見てるんです。右目は開いてるだけで。あとは歪んでるんですよ。色は分かるんですけど、全く見えないんです」と説明した。

 病気が判明した当時について、「凄いこれはショックで。こんなことで歌が歌えなくっていうのは」と思ったという。左目も0・1しか視力はなかったが、医師には「左目だけはなんとか見えるように」と懇願、「初めて言いましたけど、まあ、1カ月くらい落ち込みましたね」と振り返った。

 家庭での生活では「眼鏡かけても、こっちで見るんで、台所に立っても、包丁が良く見えなかったり。度が入ってても分かんないんですよ。包丁持つのも怖かったりしたんで」と明かした。つらい話も、「徹子さんに会える、しゃべれると思ったら凄く嬉しくて。徹子さんだったら平気でしゃべれるんですよ。ほっとするんです。体は満身創痍(そうい)ですけど」とも話した。

 和田は「加齢ですから。テレビご覧になってる方もなってる方多いと思うんですけど。右目は手遅れって言われました」と話しながらも、「でも私はこうやって頑張ってますから、テレビをご覧の皆様、同じような病気の人、希望を捨てないで下さいね」と訴えた。左目については「こっち(右目)に比べりゃ天国ですね。こっちをこれ以上進まないように。今は目薬3種類を1日4回ずつ。それで生活できるんならというのがありますね」と語った。黒柳から「それで去年手術を受けたんですって」と振られると、和田は「そうです。去年受けて、ずっと1カ月に1回は。両方です」と答えた。

 どうやって気持ちを立て直しているのかと聞かれると、「こうやって番組呼んでもらえたり、待ってくれてる人がいると思って…。泣きそうです。本当にありがたいですね」。自身はケガや病気で仕事に穴を開けないようにと日頃から心がけていたとするものの、「どっか具合が悪いなと思うと、必ず年齢的なことを言われて…。でもいつも神様はちゃんと動けるようにしてくれてるとか、待ってくれている人がいると思うと、なんか、励みになりますね」としみじみと話した。

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2021年11月1日のニュース