旭堂南陵さん一周忌興行、7月24日から開催 「悲しいのはイヤ」遺志を尊重し「南陵祭」に

[ 2021年6月17日 19:26 ]

昨年7月に亡くなった四代目旭堂南陵さんの一周忌興行「第一回四代目南陵祭」の発表会見に出席した(左から)旭堂南喜、旭堂南也、四代目玉田玉秀斎
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 昨年7月30日に70歳で亡くなった四代目旭堂南陵さん(本名=西野康雄)の一周忌興行「第一回四代目南陵祭」(7月24~30日)の発表会見が17日、大阪市内で開かれた。

 弟子の四代目玉田玉秀斎(44)は「師匠は生前から『悲しいのはイヤ。祭にして楽しんでくれ』と仰ってた。それで南陵祭になりました」と南陵さんの遺志を尊重して、タイトルに「祭」をつけた経緯を説明した。

 興行は7月24、27、30日が大阪・北浜の青山ビルで、同28、29日は大阪・本町の愛日会館で催される。南陵さんの母が大阪・船場出身で、「師匠は船場に誇りを持っていた」と「祭」の会場を大阪・船場内の2カ所に決めた。

 玉秀斎や、弟子で南陵さんの息子・旭堂南也(41)が思い出話に花を咲かせ、7月28日の講談実演はゲストの上方講談協会会長・旭堂南左衛門(66)が務める。また、ラストの30日には南也が「第一回親子会」として、南陵さんの「荒小姓の茶の湯」のVTRと、南也の「利休と清正」と“続き読み”で親子共演を果たす。「亡くなってからも、まだ生きてるかのように存在感を感じます」と南也は父の偉大さに気付いた様子。「南陵と楽しむ会を、今後も命日の前後に続けていきたい」と語った。

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2021年6月17日のニュース