ジャニーズ&サニーサイドアップ 6月下旬からエンタメ従事者のワクチン職域接種開始 1000人以上予定

[ 2021年6月17日 21:45 ]

ジャニーズ事務所
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 ジャニーズ事務所とサニーサイドアップグループは17日、今月下旬からエンターテインメント業界従事者を対象とした新型コロナウイルスの「ワクチン職域接種」を順次開始すると発表した。職域接種に関する政府方針の発表を受けたもの。

 コロナ禍により多大な影響を受けているエンタメ業界は「フリーランスの従事者が多い」「業務の特性上、リモート就業が難しい」「人と人との最低限の接触が発生してしまう」ため「ワクチン接種が急がれる業界のひとつ」と今回の職域接種実施の理由を説明した。

 1回目接種を6月下旬、2回目接種を7月下旬に東京都内屋内施設で実施予定。ワクチンは政府から配布される武田/モデルナ社の新型コロナワクチン。対象者はエンターテインメント業界従事者(2社の所属社員希望者を含む)。対象人数は合計約1000人以上を予定している。

 発表は以下の通り。

 現在、65歳以上の高齢者を対象とした接種や、大企業を中心とした「職域接種」が順次進められているワクチン接種ですが、労働人口の多くを占める20代から40代の層への接種については、順次接種が進んでいる自治体はあるものの、全体ではまだ時間を要することが予想されています。

 イベント・映画・音楽・舞台・ライブなど、多くの関係者が携わることでひとつのコンテンツを生み出すエンターテインメント業界に目を転じると、新型コロナウイルスにより、多大な影響を受けているのが現状です。

 また、同業界にはフリーランスの従事者が多いことに加えて、業務の特性上リモートでの就業が難しいという課題も。感染防止対策を徹底した上でも、人と人との最低限の接触が発生してしまうという業務上の特性もあり、ワクチン接種が急がれる業界のひとつでもあります。

 こうした現状を踏まえ、ジャニーズ事務所およびサニーサイドアップグループでは、エンターテインメント業界従事者に対しての「職域接種」を実施します。

 接種対象者は、イベント・映画・音楽・舞台・ライブなどの企画・制作・運営などに関わる方々を中心に構成。2社の所属社員も含め、広義でエンターテイメント業界に従事する方々の中の希望者に対して、二社のネットワークを活用し個別に呼びかけを行います。

 エンターテインメントには、新型コロナウイルスの感染拡大を直接的に防ぐ力はありません。

 しかしながら、“人の心を動かしてきた”エンターテインメントには、そのコンテンツに触れた方に明日への活力を与えるとともに、感染拡大防止への行動を促す力があるはずです。

 今回の「職域接種」を通じてエンターテイメント業界全体を支援するとともに、一日でも早く誰もが安心してエンターテインメントを楽しめる社会に戻るよう、活動を進めてまいります。

 【職域接種実施概要】
 期間:第1回目接種を6月下旬、第2回目接種を7月下旬に実施予定
 会場:都内屋内施設(予定)
 ワクチン:政府から配布される、武田/モデルナ社の新型コロナワクチン
 対象者:エンターテインメント業界従事者 (2社の所属社員希望者を含む)
 対象人数:合計約1000人以上(予定)

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2021年6月17日のニュース