佐野 諒太 職人肌の大学生、緻密な自作曲で勝負

[ 2021年6月17日 05:30 ]

ザ・ファーストテイクオーディション デビューは君だ!!(13)

セミファイナリストに選ばれた佐野諒太
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 ソングライターとしての評価が高いのが大学4年生の佐野諒太(22)だ。情景描写が美しい自作曲「信号機」で勝負している。

 「お世話になっている方の勧めで応募しました。いつも通りの自分で最後まで勝負したいです」

 小学5年生からピアノを習い始め、作曲は独学で始めた。自分が知らないコード進行がテレビやラジオなどで流れてくるたびに吸収。緻密に計算してサウンドデザインしているため聴き心地が良く、優しい声色も人気だ。

 動画のコメント欄には「声も歌詞も心地よい」「歌詞も歌声も素敵」の声であふれる。自身でも「何とも言えない声質と楽曲のクオリティーかなと思います」とセールスポイントを分析する。

 都内で弾き語りの活動をしている。「ライブと楽曲制作のどちらが好きか」という質問には「がぜん曲を作る方」という職人肌。これまで自作した歌は20曲以上あるといい、目指すアーティスト像は「歌、楽器、機材、作曲に精通する音のプロフェッショナルです」。デビューをつかみ取り、自分の音を日本中に広めていく。

 ◇佐野 諒太(さの・りょうた)1998年(平10)生まれ、東京都出身の22歳。ペットボトルとタピオカストローを使った独自のボイストレーニングをほぼ毎日行っている。動物占いの結果はコアラ。1メートル75。

 佐野諒太の歌唱動画→https://www.youtube.com/watch?v=3Sh3C6Dfx40&t=29s

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