辛坊治郎氏 ヨット太平洋横断成功に感慨 最初の挑戦から8年「ずっと漂流し続けてたような気持ちだった」

[ 2021年6月17日 12:44 ]

辛坊治郎氏
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 キャスターの辛坊治郎氏(65)が17日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜前11・30)に電話で生出演。16日(日本時間17日)にヨット太平洋単独無寄港横断を達成後の第一声を発した。

 「いやあ、着きました。ありがとうございます。70日間かかりました」と報告。「今日アメリカ時間は6月16日なんです。実は前回、2013年のチャレンジで小名浜港出たのが、6月16日なんですよ。だから小名浜を出てから、ちょうど8年で着いた感じですね。前回、船沈めて海上自衛隊の方に助けていただいたんですけど、もう気持ち的には8年間ずっと漂流し続けてたような気持ちだったんですが、やっと今日で漂流が終わったなってそんな気持ちですね」と長い挑戦を振り返った。

 「今どんな事をしたいですか?」という問いに、辛坊氏は「今、本音で1番したいのは船の修理。もうボロボロなんですよ。マストの途中にシュラウドって言って、マストを横から支えるワイヤーがあるんですが、これが途中のワイヤーが左右2本とも外れちゃってるというか、他にもたくさんシュラウドがあるからマストは一応立ってるんですけど」と説明。「あっちこっち相当傷んでるんで、一緒にこの船のおかげで渡れたんで船を労わってやらないと」と吐露した。

 辛坊氏は4月9日からヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦。16日午後5時52分(日本時間の午前9時52分)に米サンディエゴに到着した。日本を出航して、全行程9000キロ、70日間の太平洋横断の旅を無事達成した。

 17日放送の同局「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)では到着の瞬間を生中継。辛坊氏のゴールを現地で見守ったスタッフがゴールの瞬間を「いま接岸しました。元気に操縦かんを握ってます」と伝えた。

 辛坊氏は、2013年に横断に挑戦。クジラと衝突する沈没事故で失敗したが、今春再挑戦することを昨年12月に発表していた。

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2021年6月17日のニュース