「るろうに剣心」25周年展に劇中登場「逆刃刀」の“実物”展示

[ 2021年2月11日 12:27 ]

東京ドームシティ「Gallery AaMo」で展示中の日本刀「逆刃刀・真打」。「るろうに剣心」の劇中に登場するもので、本来なら「峰」となる反り返った側を「刃」として作られた(所蔵:博物館明治村)
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 東京ドームシティ「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」(東京都文京区)で開催中の「るろうに剣心展」で11日、和月伸宏氏の人気漫画「るろうに剣心」の主人公・緋村剣心が愛用する「逆刃刀(さかばとう)」を再現した日本刀が展示された。

 通常の日本刀と違い、反り返った側を切断用の「刃」とした異例の仕様。「刃」と「峰」が逆のため逆刃刀と命名され、劇中で主人公の剣客・緋村剣心が物語の冒頭から持っている。普通に使えば“峰打ち”で人を切れないことから、剣客である剣心の「二度と人を殺さない」との誓いが込められている。

 展示された刀は、刀匠として最も栄誉ある「無鑑査」の称号を持つ尾川兼國さんが手掛けたもので「逆刃刀・真打」と命名された。刀身の柄の部分には、原作同様に「我を斬り刃鍛えて幾星霜 子に恨まれんとも孫の世のため」との銘が刻まれている。

 「剣心展」は、1994~99年に週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された「るろうに剣心―明治剣客浪漫譚」のモノクロ、カラー原画200点以上を、作品の鍵となる5つのテーマ「仲間とは」「正義とは」「強さとは」「命とは」「幸せとは」に沿って展示した。

 和月氏が新たに描き下ろした新作ネームで、剣心が初めて逆刃刀を手にした「逆刃刀 初撃」も一部公開されている。

 東京会場は3月7日まで開催。その後、京都市の京セラ美術館で4月23日~6月6日で巡回展を開く。

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