東国原英夫 森会長辞任に「国内外で人権やジェンダーに関する基準が非常に厳しくなっている」

[ 2021年2月11日 16:19 ]

東国原英夫
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 元宮崎県知事で衆院議員も務めたタレントの東国原英夫(63)が11日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が辞意を固めたことについて言及した。

 森氏は、スポーツ団体の理事起用を巡る女性蔑視発言が国内外で反発や批判を受け、発言を撤回して謝罪したが、責任を取る形となった。12日の組織委の評議員会、理事会の合同懇談会で表明する見通し。後任は日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)に決まった。

 番組では森氏が辞意を固めたことを速報で伝え、東国原は「今週に入ってから世論などが“辞任やむなし”の流れになってきた。その流れを受けてということだと思います。今回思ったのが、国内外で人権やジェンダーに関する監視とか基準が非常に厳しくなっているなと。そういう世の中、世界の流れを痛感しましたね」とコメント。

 国際オリンピック委員会(IOC)は今月4日、森氏の謝罪を受け、「この問題は解決した」という声明を発表したが、9日には森氏の発言について「完全に不適切」とする声明を発表。4日には不問としていた態度を一変させた。

 東国原はIOCの対応について、バッハ会長が当初は森会長を擁護しようとしたが「“これはまずいぞ”とバッハ会長も思った。3月に会長選挙がありますから、そういったことも念頭に、IOCが公式見解として“我々はジェンダーに対してオリンピック精神も含めて厳しく対応しますよ”と。世界各国やアスリート、あるいは各競技団体の圧力、もちろん一番大きかったのはスポンサーからいろいろ厳しい声が挙がってきて、公式見解を出さざるを得なかった」と私見を述べた。

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2021年2月11日のニュース