鴨下信一さん死去に柳沢慎吾「厳しく育てていただいた」石井ふく子さん「頼りにしていた」

[ 2021年2月11日 05:30 ]

柳沢慎吾
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 「ふぞろいの林檎たち」(83年)など数々のテレビドラマを手掛けた演出家で元TBS常務の鴨下信一(かもした・しんいち)さんが10日午前0時3分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。85歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。喪主は長男潔(きよし)氏。

 ▼柳沢慎吾 突然の訃報を聞き、ショックでなりません。「ふぞろいの林檎たち」で、厳しくたくさん指導を受けました。でも、いつも同じくらいの優しさを感じていました。鴨下さんのものまねができるほど育てていただいたことも、凄く喜んでいただいたことも昨日のように思い出します。鴨下さん、本当にありがとうございます。僕は忘れません。これからも、どうぞ見守ってください。

 ▼石井ふく子さん(「女たちの忠臣蔵」などをプロデュース)何十年もずっと鴨下さんに助けていただいてきました。凄く頼りにしていたし、安心して一緒にお仕事ができる素敵な演出家でした。その昔、鴨下さんから「不思議な子を紹介するよ」と言われて紹介されたのが泉ピン子さんでした。鴨下さんからああいうふうに紹介されたのはピン子さんだけですね。演出は厳しかったけれど、温かい人でした。

 ▼国広富之(「岸辺のアルバム」でデビュー)私にとって大恩人であり、芝居の基礎を教えていただいた大先生でもあります。デビュー作で右も左も分からない私に、何十回も愛のある雷を落としてくださったことは一生の宝物になっております。心からお悔やみ申し上げます。どうぞゆっくりお休みください。

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2021年2月11日のニュース