遠野なぎこ「ボランティアをなんだと思ってんの?」涙浮かべ、声を震わせ猛抗議

[ 2021年2月10日 22:00 ]

女優の遠野なぎこ
Photo By スポニチ

 女優の遠野なぎこ(41)が10日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に生出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言と自民党の二階俊博幹事長(81)によるボランティア軽視発言に対して声を震わせて激怒した。

 遠野は番組で別の話題を扱っている際に「ちょっと脱線していいですか」として司会者の許可をもらい、話題を変更。森会長の立場上、特にこういう発言をしてはいけないということが理解できていないと指摘した上で「不思議なのは周りにあれだけ人がいるじゃないですか。なんで何も森さんに言わないのか。言っても聞かないのは分かるけど、これはあきれ果てて『森さん、炎上しちまえ』と思ってんじゃねーか?とか思うこともある」と自身の考えを述べた。

 そして、二階氏のボランティア軽視発言についても触れ「ものすっごく腹が立って。ボランティアをなんだと思ってんの?モノだと思ってんの?商品だと思ってんの?人間ですよ!」と激怒。「ボランティアをやめなきゃいけなかった、楽しみにしてたのに(という)この人たちの精神とか気持ちを全く考えてないでしょう?」と声を震わせ目を潤ませた。そして「同じ人間だと思ってないんですよ。自分はこんな安全なところにいて駒みたいに思ってるんですよ。おもちゃとさえ思ってないと思いますよ。遊ぶこともできないから」と一気に言い切り「はい、終わり」と怒りは収まらなかった。

 森会長は3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性蔑視とも取れる発言をし、4日に会見を開いて撤回、謝罪するも「面白おかしくしたいから聞いているんだろ」などと“逆ギレ”。国内外で批判の声はさらに高まり、大会ボランティアの辞退が相次いでいる。このような状況の中、二階氏は8日の会見で「どうしても辞めたいなら新たなボランティアを募集する」などとボランティア軽視とも取れる発言をし、火に油を注いでいた。

続きを表示

2021年2月10日のニュース