田村淳、副業で感じた吉本のありがたさ 忖度なしの関係「精神衛生上もいい」

[ 2021年2月10日 15:16 ]

「中小企業 緊急カンファレンス」に出席した「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳
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 お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(47)が10日、都内で行われた「中小企業緊急カンファレンス」に出席。お笑い芸人以外の副業を行ったことで「所属している吉本にありがたい気持ち」が湧き、「忖度なくものを言いやすくなったのは僕の精神衛生上もいい」と利点を語った。

 田村はリアステージが立ち上げた経済活性化を目指す「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」のアンバサダーに就任。この日はプロジェクトに協賛する40人超の経営者とリモートで意見交換などを行い、従業員の副業について持論を展開した。

 ベンチャー企業の役員に就任したり、2019年には相方の田村亮(49)とともに株式会社LONDONBOOTSを設立したりと幅広い活動をしている淳。「吉本にありがたい気持ちになったのは自分が吉本以外の事業を立ち上げて違うお金を生み出すことができるようになったから。吉本の良いところ、悪いところがわかった。それをちゃんと口に出して言えるのは副業をやってからですね。忖度なくものを言いやすくなったのは僕の精神衛生上もいい」と副業が与えた影響を話した。

 経営者とのディスカッションで、淳は「僕は副業を解禁していない会社が信じられない感覚」とし、「1つの会社に自分の能力やスキルアップが縛られてしまうと、活躍する場が1社しかなくなる。夢を出世という形で握られると、なかなか物が言えなくなる場合もある。五輪の組織委員会も握られていると言いづらいこともあるじゃないですか?」とチクリ。「風通しの良さの意味でも副業があればいい 」と薦めた。また、経営者の一人から「淳さんはアグレッシブに活動されて、情報番組で鋭い切り口でコメントされている」と褒められると、「ま、その情報番組も春に終わるんですけど」と苦笑い。「でも番組が終わっても僕は新たな挑戦を続けます」と加えた。

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