片山善博氏 小池百合子都知事の4者会談欠席意向に「開催都市の長として無責任」

[ 2021年2月10日 14:36 ]

 元鳥取県知事の片山善博氏が10日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。東京都の小池百合子知事が同日午前に、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言を踏まえ、今月予定されている国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らを含めた4者会談について出席しない意向を示したことに言及した。

 小池氏は、電話やメールで東京都に約1400件の抗議があり、都市ボランティアの97人から辞退の連絡があったことを明かし「今ここで4者会談してもあまりポジティブな発信にならないんじゃないかと思いますので、私は出席することはないと思います」と述べた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って再び大会開催への懸念が出ている中で、森氏の発言には世界各国からの批判が日増しに高まっている。週内には、発言を受け大会組織委の臨時会合が開かれることも見込まれており、開催都市トップの小池氏の意向は議論に影響を与える可能性もある。

 片山氏は「気持ちは分からないではないですけど、こういう時だからこそ話し合いをされた方がいいと思います。なんで話し合うかっていうと、問題があってそれを解決し前進していこうということ。結果がポジティブになればいいわけですよね。でも、いい話ができるんなら私は行きますけど、ややこしい話になら行きませんっていうのは、私は開催都市の長として無責任だと思う。この場がせっかくあるんだから、そこに行ってボランティアの皆さんから聞いた話とか、自分がどう思っているのかとか、そういうことを率直に話される。これが責任だと思う」と自身の見解を述べた。

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2021年2月10日のニュース