CBCドラマ「スナイパー時村正義の働き方改革」が文化庁芸術祭優秀賞受賞

[ 2020年12月25日 18:15 ]

 今年2~3月にCBCテレビ(名古屋市)で放送された深夜ドラマ「スナイパー時村正義の働き方改革」が、今年度の文化庁芸術祭(テレビ・ドラマ部門)で優秀賞を受賞したと25日、同局が発表した。

 高杉亘(56)演じるスナイパーに、高田夏帆(24)扮する若手人事部員がノー残業や休日出勤の禁止を求めることで生じるドタバタを描く。特殊な職業での働き方改革という物語を通じて、働き方をめぐる日本の各企業に共通する苦悩を映し出した。全3回で終了したが、好評を受けて2回再放送される人気を博した。

 登場するのはこの2人だけ。場所は1カ所だけのワンシチュエーションドラマだが、人影や音、タブレット端末の画面などを駆使して視聴者に大アクションを想起させる制作の巧みさも評価された。文化庁は授賞理由を「脚本・演出の知恵と腕に感服させられた」とした。

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