急死の中村泰士さん スタ誕審査員として中森明菜、桜田淳子ら“発掘”

[ 2020年12月25日 05:30 ]

中村泰士さん(18年撮影)
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 細川たかし「北酒場」や、ちあきなおみ「喝采」を手掛けた作詞作曲家の中村泰士(なかむら・たいじ、本名泰士=たいし)さんが20日午後11時50分、肝臓がんのため、大阪市内の病院で亡くなっていたことが24日、分かった。81歳。奈良県出身。

 中村さんは「スター誕生!」の審査員として、中森明菜のデビューのきっかけをつくったことを明かしている。81年、山口百恵さんの「夢先案内人」を歌う16歳の明菜に「完璧だから100点をつけたかった」というが、99点までしかつけられない仕様のため番組側に猛抗議。収録はいったん休憩に入った。他の審査員は低評価で明菜は不合格濃厚だったが、中村さんは控室で明菜の魅力を熱弁。再開後の収録で明菜はスタ誕史上最高の392点を叩き出し、その後のデビューにつながった。

 ▼桜田淳子 昨年、先生の50周年をお祝いする意味で大阪でのディナーショー宛てにお手紙をお送りしたばかりでした。14歳のまだまだ幼かった私に、温かくご指導くださったことを忘れません。先生!ありがとうございました。

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