細川たかし なかにし礼さんを追悼「天国でゆっくりと」 デビュー曲「心のこり」が「最初の出会い」

[ 2020年12月25日 11:16 ]

細川たかし
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 「北酒場」「石狩挽歌」など数多くのヒット曲を手掛けた日本歌謡界を代表する作詞家で直木賞作家のなかにし礼(なかにし・れい、本名中西禮三=なかにし・れいぞう)さんが23日に心筋梗塞のため亡くなった。82歳。訃報を受けて演歌歌手の細川たかし(70)が25日、コメントを寄せて追悼した。

 なかにしさんは細川のデビュー曲「心のこり」、大ヒット曲「北酒場」を作詞した。

 細川は「なかにし礼先生の訃報を聞き、また一人昭和の偉人が亡くなってしまい残念でありません。長い間闘病されていたと聞いていたので今は天国でゆっくりとお休み下さいと祈るばかりです」と胸の内を明かし、「先生とは私のデビュー曲『心のこり』を作詞して頂いたのが最初の出会いでした。『私バカよね おバカさんよね』。冒頭の歌詞が余りにインパクトが強く、よくキャンペーンなどで子供に『あっおバカさんが歩いてる』などと言われる程でした。元々タイトルが『私バカよね』でしたが、デビュー曲でこのタイトルは可哀想だと先生が『心のこり』と付けてくれたんです」と明かした。

 続けて「その七年後『北酒場』も先生の作品で私にとっての代表曲です」と伝え、「先生本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りしております」と追悼した。

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2020年12月25日のニュース