氷川きよし なかにし礼さんへ「先生の魂の作品をこれからも大切に歌わせていただきます」

[ 2020年12月25日 13:28 ]

歌手の氷川きよし
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 「北酒場」「石狩挽歌」など数多くのヒット曲を手掛けた日本歌謡界を代表する作詞家で直木賞作家のなかにし礼(なかにし・れい、本名中西禮三=なかにし・れいぞう)さんが23日に心筋梗塞のため亡くなった。82歳。訃報を受けて歌手の氷川きよし(43)が25日、所属するレコード会社を通してコメントした。

 なかにしさんは、今年2月に発売された「母」をはじめ、「櫻」(12年)など氷川の楽曲を手掛けてきた。

 氷川は「突然の訃報を聞いて、まだ信じられない気持ちです」と心境を打ち明け、「なかにし先生は、すごい偉い先生なのに、私のような若い人間の話を真剣に聞いてくださり、心を汲んで、『母』という詩を書いてくださいました」と回顧。

 「今年、こんな大変な世の中で、価値観や人生観が大きく変わっていくときに、この『母』を歌わせていただくというのは、自分の根幹、原点を見つめ直すためにも、本当に意味のあることだと思いながら、今年一年、歌ってきました」と伝え、「本当に偉大な先生でした。なかにし先生からいただいた『櫻』『出発』『母』は、先生からの人生のメッセージです。なかにし先生の魂の作品をこれからも大切に歌わせていただきます。先生、どうぞ安らかに。そしていつまでも見守っていてください」と悼んだ。

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2020年12月25日のニュース