朝ドラ史上初“3人ヒロイン”上白石萌音、深津絵里、川栄李奈 3世代の100年間描く

[ 2020年12月25日 05:30 ]

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のヒロイン3人。(左から)上白石萌音、川栄李奈、深津絵里
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 NHKは24日、来年度後期の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」のヒロインを、女優の上白石萌音(22)、深津絵里(47)、川栄李奈(25)が務めると発表した。史上初の“3人ヒロイン”で、3世代の親子の100年にわたる物語を描く。上白石と深津は朝ドラ初出演となる。

 昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座とともに歩んだ3世代の100年間を描く。脚本の藤本有紀さんが、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリーとなる。

 物語は時系列に沿って進み、1人目のヒロインは上白石が演じる安子。1925年のラジオ放送が始まった日に、岡山市の和菓子店で生まれた女の子。ラジオ英語講座と出合い、未来を切り開いていく。その後、深津が演じる安子の娘・るいの物語は昭和30年代の大阪で、川栄が演じるるいの娘・ひなたの物語は昭和40年代の京都で始まっていく。

 上白石と川栄は3061人が応募したオーディションでヒロインを勝ち取った。上白石は「リレーの第1走者として、しっかりバトンをおつなぎできますよう、そして朝を明るく照らせますよう、誠心誠意務めます」と気を引き締めた。

 朝ドラ初出演の深津は「それぞれの時代の女性を3人できらきらと輝かせていけたら」と抱負を語り、16年「とと姉ちゃん」以来の朝ドラとなる川栄は「周りの方々にパワーを与えられるように楽しく明るく撮影に挑めたら」と語った。

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2020年12月25日のニュース