藤井聡太2冠 開幕5連勝 村山慈明七段に97手で勝利 第79期B級2組順位戦

[ 2020年10月22日 00:45 ]

村山慈明七段(左)に勝利し、感想戦を行う藤井聡太2冠
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 将棋の第79期B級2組順位戦が21日、大阪・関西将棋会館であり、藤井聡太2冠(18)が村山慈明七段(36)に97手で勝利した。藤井の先手で戦型は横歩取り。中盤、角銀交換に成功後、後方支援に回っていた飛車を起動させて押し切り、開幕5連勝と星を伸ばした。

 「駒が前へ出て行きにくい将棋で、どうバランスを取ればいいのか分からなかった。角を取った辺りで手厚くなったと思った」
 B級2組の全勝はこの日、藤井と唯一並んでいた中田宏樹八段(56)が敗れたため単独トップに立った。1日制では最長、持ち時間6時間の順位戦での連勝も16に伸ばした。

 昨年3月、当時の都成竜馬五段に勝った後、昨年度はC級1組を2年ぶりの10戦全勝で通過した。順位戦では通算34勝1敗と抜群の相性の良さ。唯一の黒星である昨年2月、当時の近藤誠也五段戦まで継続したデビュー以来の順位戦18連勝の自己記録が見えてきた。
 横歩取りは、デビュー以来8割超えの勝率を残す藤井にとって苦手の戦型と言えた。この日まで5勝8敗。先月22日の王将リーグ、黒星発進となった羽生善治九段戦も横歩取りだった。

 8月、木村一基王位から2冠目を奪取し、最年少2冠、最年少八段昇段を達成したが対戦相手のレベルも上がり、経験値の低い戦型選択を迫られる戦いが増えてきた。この日の戦型選択は村山が主導。ところが「(自分の)作戦だったけれど、想定した形より面白くない損な進行になった」と村山。「序盤は村山に聞け」のキャッチフレーズがある序盤巧者をうならせた。

 藤井の次戦は26日の第70期王将戦挑戦者決定リーグ、永瀬拓矢王座(28)。こちらは開幕2連敗と初挑戦へ瀬戸際の戦いとなったが、「次以降も一局一局全力を尽くしたい」。藤井は冷静に意気込みを語った。

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