木村九段、永瀬王座に粘れず 挑決L2戦2敗「こんな手をやるようではオヤジ」

[ 2020年10月21日 05:30 ]

第70期王将戦 挑戦者決定リーグ

敗れた木村九段
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 将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負で渡辺明王将(36)の対戦者を決める挑戦者決定リーグは20日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、先手の永瀬拓矢王座(28)が木村一基九段(47)を115手で破った。勝った永瀬は2連勝スタート。一方敗れた木村は苦しい2戦2敗となった。

 木村はあまりの悔しさからか、頭を小さく下げて投了の意を示した。中盤の入り口ですでに指しにくさを自覚。56手目△6五歩と突いた場面を「こんな手をやるようではオヤジです。あそこに手が伸びるようでは話にならない」と切って捨てた。残り4局。「これまでは内容も良くない。勝負になるような将棋にしたい」と自らを奮い立たせていた。

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