宍戸錠さん 「どっきりカメラ」などバラエティーでも存在感 「くいしん坊」では父子2代リポーター

[ 2020年1月21日 16:58 ]

1994年、映画「銀座警察 武闘派刑事」の撮影完了会見に出席した宍戸錠さん
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 「エースのジョー」の愛称で親しまれ、アクションスターとして日活の黄金期を支えた俳優の宍戸錠(ししど・じょう、本名同じ)さんが死去した。86歳。大阪市生まれ。関係者によると、都内の自宅で倒れていたという。

 小林旭主演の「渡り鳥」「流れ者」シリーズや故赤木圭一郎さん主演の「拳銃無頼帖」シリーズで敵役として存在感を示した宍戸さん。日活アクション路線が低迷期になった1968年以降は、テレビ、バラエティー番組に進出。68年「お昼のゴールデンショー」(フジテレビ)「巨泉×前田武彦 ゲバゲバ90分」(日本テレビ)などに出演し、お茶の間に顔が浸透した。

 司会を務めた「元祖どっきりカメラ」(日テレ)では、石川牧子アナウンサーとのコンビで人気を博し、“どっきり”を仕掛けた最後のプラカードを持って出てくる野呂圭介との軽妙なやりとりがお馴染みの光景だった。82年からは「くいしん坊!万才」(フジ)ではグルメぶりを発揮し、同番組は息子の開も98年から親子2代で担当した。

 さらに、「太田漢方胃腸薬」や資生堂の男性化粧品のCMも印象を残した。

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2020年1月21日のニュース