殺す前にニヤリ、指立て「チッチッチ」…宍戸さん 映画界きってのアイデアマンだった

[ 2020年1月21日 19:10 ]

1961年3月、日活スター時代の宍戸錠さん。左は斎藤武市監督
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 「エースのジョー」の愛称で親しまれ、アクションスターとして日活の黄金期を支えた俳優の宍戸錠(ししど・じょう、本名同じ)さんが死去した。86歳。

 映画界きってのアイデアマンだった。1960年代の「渡り鳥」「流れ者」「拳銃無頼帖」シリーズで当たり役となった“ニヒルな殺し屋”。代名詞は、殺す前にニヤリ。たったこれだけなのに、殺しのシーンで笑いを誘い、観客を魅了した。

 キザで陽気な悪者は、研究のたまものでもあった。無名の役者時代、米国の西部劇をはじめアクション映画に没頭。一癖も二癖もある脇役にひかれた。

 こうしたヒントが演技に生かされた。指を立てて「チッチッチ」と舌打ち。カウボーイハットを人さし指でチョイと突っつく。シナリオにない演技を工夫してキャラクターにリアリティーを与えていった。

 主演第2作「早射ち野郎」(61年)は日活宣伝部員と構想を練って生まれた日本人による西部劇。「世界早射ち第3位、0.65秒」のキャッチフレーズも話題を呼び、大ヒットした。

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