巨人・ヘルナンデス「最高」 来日1号に東京D総立ち!「シンカー一本に絞った」左翼席中段に完璧弾

[ 2024年5月31日 05:30 ]

交流戦   巨人6―5ソフトバンク ( 2024年5月30日    東京D )

<巨・ソ>3回、3ランを放ったヘルナンデス(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手(29)が30日、ソフトバンク戦で豪快に来日1号をかっ飛ばした。5点を追う3回に1点を返し、なお1死一、二塁で左翼席中段に3ラン。一挙6得点の逆転劇に貢献し、チームはパ・リーグで首位を走るソフトバンクとの交流戦最初の3連戦を2勝1敗と勝ち越した。近年、チームにとっては手薄でもある右打ちの長距離砲が、上位進出への鍵を握る。

 待望の来日初アーチは左翼席中段に消えた。通算10打席目で飛び出した一発に東京ドームのファンは総立ち。あまりの興奮に母国語のスペイン語で絶叫したヘルナンデスは「“レッツゴー”みたいなことを言っていたと思う。多くのファンの前で打てて幸せ」と笑った。

 「2番・右翼」で先発出場。相手の心を読んだのは1―5の3回1死一、二塁で立った第2打席だ。フルカウントから東浜の141キロシンカーを完璧に捉えた。「違うボールが来るだろうと予測してシンカー一本に絞った」。直球2球で遊ゴロに倒れた初回の1打席目で相手が投じなかった得意球を狙い打ち。昨季3Aでリーグ最多の165安打を放ったクレバーさを見せた。この一撃が7試合連続2得点以下だった打線を勢いづけ、岡本和にも逆転2ランが飛び出すなど打者10人で一挙6得点。「いろんなチームメートに日本の野球はどういう野球か聞いてアドバイスをもらっている」と勤勉な新助っ人が3試合連続安打を豪快弾で飾った。

 相手を尊重する日本人に感銘を受けている。今月中旬に来日したばかりのドミニカンは現在は東京ドームまで電車通勤。「降りる人が、みんな降りてから乗車する規律にびっくりしている。母国じゃありえない」と目を丸くする。早くも「アリガトウゴザイマス」や「ガンバッテ」の日本語を習得した助っ人は「違う文化だが、いい感じで慣れてきている」と目を輝かせる。

 交流戦最初のカードを勝ち越し、3位ながら首位・広島と1・5ゲーム差とした阿部監督も「チーム全体が“いける”と思わせてくれた一発」と称賛する。「エリエ」の名から愛称は「エリ」。「毎回、東京ドームに来るのが楽しみ。ファンの歓声にも感激しています」。応援してくれるファンを笑顔にするために、バットを振る。(青森 正宣)

 ◇エリエ・ヘルナンデス 1994年11月21日生まれ、ドミニカ共和国出身の29歳。11年にロイヤルズと契約し、12年からマイナーでプレー。レンジャーズ移籍後の22年にメジャーデビューを果たし、メジャー通算成績は14試合で打率.182、3打点。昨年は3Aでリーグ最多の165安打、36二塁打。1メートル85、89キロ。右投げ右打ち。好きな日本食は寿司。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月31日のニュース