西武ドラ1・武内 球団新人初オール先発で開幕4連勝!防御率も堂々1位 渡辺監督代行に連勝贈る

[ 2024年5月31日 05:30 ]

交流戦   西武3―0中日 ( 2024年5月30日    東京D )

<中・西>力投する先発の武内(撮影・椎名 航)
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 黄金ルーキーは肝っ玉の大きさが違う。西武のドラフト1位・武内はぶっつけ本番でプレート位置を一塁側から真ん中に変えて臨み、5回2/3を無失点でチームトップの4勝目。全て先発での無傷の4連勝は81年の杉本正を抜く球団新人初の快挙で「調子は良くなかったけど、打たせる投球ができた」と誇った。

 学生時代は一度も変えなかったプレートの位置をプロの世界で試した。予定通り中10日を空けてのマウンドでも関係ない。5月以降に疲労がたまってきたことで「直球が抜けてきたので、変えたら修正できるかなと。大学でもやったことはなかったけど、景色も感覚も違和感はなかった」と決断した。数センチリリースポイントが変われば、ホームベースでは数十センチも狙ったコースからズレると言われる投手の世界。それでも初登板となる敵地のマウンドで実行した。

 4回2死二塁では中田を外角145キロ直球で押し込んで右飛。5回1死一、二塁で代打・ビシエドには、カウント3―1から意表を突くカーブで中飛。続く岡林は内角直球に投げ切って一ゴロに退け、ホームベースを踏ませなかった。「ピンチの時こそ、状況を楽しむ。マイナスに考えないことはいつもできている」。要所でコースに投げ分ける強心臓ぶりも魅力だ。

 まだまだ借金14で最下位だが、チームを渡辺監督代行兼GMとなって初の連勝に導き、規定投球回にも到達して防御率1・27はリーグトップとなった。「あまり気にしないようにしたい」と笑う武内だが、先発陣で不可欠な存在になってきた。(福井 亮太)

 ≪西武新人の開幕4連勝は十亀剣以来12年ぶり≫武内(西)が開幕4連勝。西武新人では12年に6連勝した十亀剣以来12年ぶり。全て先発では81年杉本正の3連勝を抜く球団最多記録となった。なお、西武新人の開幕連勝記録は西鉄時代の56年に稲尾和久がマークした8連勝(先発4勝、救援4勝)。武内は同じ九州出身のレジェンドにどこまで迫ることができるか。

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