これぞエース!オリックス・山本由伸が8回無失点 柳田に「意識して厳しく投げました」

[ 2022年10月12日 21:04 ]

パCSファイナルステージ第1戦   オリックス-ソフトバンク ( 2022年10月12日    京セラD )

パCSファイナル<オ・ソ>力投を続ける山本由伸(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスの山本由伸投手(24)が先発し、8回5安打無失点。短期決戦を得意とするライバルを抑え込んだ。

 山本は初回、先頭・三森を空振り三振に仕留めると波に乗った。5回は1死二、三塁のピンチを背負ったが二者連続三振。球数が100球を超えた8回も2死二、三塁としたが周東を空振り三振に仕留め、スコアボードに0を並べ続けた。最速157キロの直球を軸に相手打線から2桁10三振を奪い「ほっとした気持ちとうれしい気持ちとです」と一息ついた。

 レギュラーシーズンの10月1日西武戦から“4戦連発”と絶好調の相手主砲・柳田も空振り三振、二直、一ゴロと3打席凡退に封じ「一発でチームが勢いに乗る試合が続いていたので、意識して厳しく投げました」と胸を張った。

 ポストシーズン18連勝中と「短期決戦の鬼」として知られているソフトバンクとの対戦となったが、山本自身も一発勝負の舞台は得意だ。昨季、ロッテとのCSファイナルS第1戦で4安打完封勝利を挙げるなど、ポストシーズンは通算3戦1勝、防御率0・75と絶対エースの名に恥じない成績を残している。

 さらに、ソフトバンク戦の先発通算成績は25試合で14勝8敗、防御率1・86。数字通り、この日も見事な“鷹狩り”でチームに勢いをもたらした。

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