阪神・藤浪、CS第2戦先発が有力 ヤクルト・村上と好相性 21年から10打数無安打、5奪三振

[ 2022年10月12日 05:15 ]

投内連係の練習で軽快な動きを見せる藤浪(撮影・大森 寛明)
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 ファイナルS進出により、出番が巡ってきた。あす13日の第2戦で先発起用されることが有力となった阪神・藤浪が、今CS初登板へ向けて意気込んだ。

 「あまり後先を考えず投げられるかなと。もちろん長いイニングを投げたいですけど、目の前の一人に、より集中できれば」

 ファーストS3試合ではブルペン待機も、登板機会はなかった。だが、その準備は無駄にはならなかった。チームは青柳、伊藤将、才木を先発起用し、西純をロングリリーフ起用してファーストSを勝ち抜いた。そして、先発の“谷間”となったファイナルS第2戦に藤浪の働き場所が用意される。先発は9月18日ヤクルト戦以来。同23日広島戦の救援登板を最後に1軍マウンドに立っていないことから、この日、神宮球場室内で行われた投手指名練習では、入念にブルペン投球に励む藤浪の姿があった。

 「(神宮は)狭い球場ですし一発もある。(ヤクルトは)つながると止まらない打線なので、丁寧に投げていきたい」

 ヤクルト戦と言えば日本選手シーズン最多本塁打記録を打ち立てた村上への警戒が必須だが、藤浪なら逆に、相手主砲を黙らせて流れを呼び込む可能性を秘める。実は村上との対戦成績は21年から10打数無安打、5奪三振と圧倒中。通算でも19打数4安打、被打率・211と頼もしい「村上キラー」なのだ。加えて今季ヤクルト戦は2試合0勝1敗ながら防御率2・08。通算でも35試合(中継ぎ6)12勝8敗、防御率2・96と数字も追い風だ。

 今回はポスティングシステム利用によるメジャー挑戦意思を表明後、初の1軍登板。虎党の期待を背に、神宮のマウンドに立つ。

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2022年10月12日のニュース