元日本ハムのド軍右腕マーティンがPS初セーブ 「NPB GUYSが頑張っている」

[ 2022年10月12日 18:05 ]

ドジャースのマーティンは拳を握りほえる(AP)
Photo By AP

 16、17年に日本ハムに在籍したドジャースのクリス・マーティン投手(36)が11日(日本時間12日)、本拠地ロサンゼルスで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦で自身ポストシーズン初セーブを挙げた。

 5―3の9回から登板。ベルを投ゴロ、マイヤーズを遊ゴロに打ち取り、クロネンワースに左前打を許したが、最後は金河成(キムハソン)をカットボールで左飛に仕留め、大きくガッツポーズをつくり、捕手のスミスと抱き合った。

 マーティンは「準備はできていた。大勢のファンが見守った、非常に大事なゲームで、すごく神経を使った。残りの試合に向けても大きな勝利だった」と安どの表情。今季はカブスで開幕を迎え、トレード期限直前の7月30日にドジャースに移籍。キャリア最多のシーズン60試合に登板し、4勝1敗、2セーブ、防御率3・05と抜群の安定感を誇り、ポストシーズンの大事な場面でも役目を果たした。

 この日、パドレスが3番手で元阪神の右腕ジョンソン、5番手で元ソフトバンク、元日本ハムの右腕マルティネスを起用し、12日(同13日)はダルビッシュが先発予定。パ軍は元ソフトバンク、元阪神の右腕スアレスもベンチ入りしており、NPB経験者がそれぞれのチームで重要な役割を担っている。マーティンは「“NPB GUYS(NPB経験者達)”が頑張っているよね。自分のその一員としてうれしいよ」と笑顔。日本ハム時代に同僚だったエンゼルスの大谷の話題にも触れ「彼の活躍に驚きはない。誇りに思うよ。信じられない才能の持ち主。試合を見るのが楽しい。一平(同じく日本ハム時代に同僚だった水原通訳)にもよろしくと伝えておいてね」と自分のことようにうれしそうに語っていた。

 昨季はブレーブスでワールドシリーズ制覇に貢献した。2年連続でのチャンピオンリング獲得に向け「幸運にも僕はいい位置にいる。このチームで必ず優勝したい」と力を込めた。(柳原 直之)

続きを表示

2022年10月12日のニュース