ヤクルト高津監督 CS白星発進に「勝てばいいと思っている」 試合前ミーティングは「頑張りましょうと」

[ 2022年10月12日 23:26 ]

セCSファイナルステージ第1戦   ヤクルト7―1阪神 ( 2022年10月12日    神宮 )

<ヤ・神>山田(左)、村上らナインを出迎える高津監督(撮影・村上 大輔)
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが12日、神宮球場で開幕。2年連続リーグ優勝したヤクルトがレギュラーシーズン3位から“下克上”でファーストステージを勝ち上がってきた阪神に快勝して白星発進した。

 ファイナルステージは6試合制で、ヤクルトは1位チームにあらかじめ与えられるアドバンテージ1勝を含めてこれで2勝0敗。あす13日の第2戦にも勝つと、2年連続となる日本シリーズ進出に王手がかかる。

 試合後、高津臣吾監督(53)との一問一答は以下の通り。

 ――CS初戦勝利。

 「まあ、小川のピッチングだと思います。もちろん先制点も大きかったと思いますけど、バッテリーを中心によく守ったと思いますし、ヒットは打たれるんですけど、フォアボールをなかなかね。最後は出しましたけど、なかなか出さないで、無駄なランナーも出さずにしっかり攻めたいいピッチングだったと思います」

 ――直球で押していた。

 「何回も対戦している相手なので、非常にこう攻め方って難しいとは思うんですけど、中村のリードと、それに応えた小川のピッチングと、いいピッチングだったと思います」

 ――エースの好投でチームに勢いがつく。

 「言葉はあれかもしれないですけど、勝てばいいと思っているので、しかも、それぞれのバッターにいい当たりだったりね、小川がこうやって投げ勝つというかね。投げて勝つという勝ち方は初戦にしてはすごく良かったと思います」

 ――救援陣も小刻みに。

 「いろいろなパターンというか、継投も考えながらやったんですけど、いい展開になったんでね。しっかり逃げ切ろうと思いました」

 ――オスナの先制弾。

 「2アウトランナーなしからフォアボール2つとホームランで3点取ったわけですから、やっぱり3番(山田)、4番(村上)の選球眼とそれを一発で仕留めた5番バッター(オスナ)と非常にいい初回でしたね。まあ、そのあとの山崎のタイムリーとか、サンタナの犠飛とかそういういろんな形で点が取れたのは、非常にいい引き続きの2回、3回だったと思います」

 ――サンタナも復調。

 「彼が7番にいる意味が凄く大きくて、その間にいる中村が出塁したり、進塁打を打ったりね、いろいろなことをしながら得点に絡める。3人の状態がすごく良ければ、いろんなところから点が取れると思っています」

 ――オスナは村上の後を打つ5番打者として。

 「ランナーを置いた場面が多いのでね、長打ももちろんありますし、今日のように右に打てる技術もありますので、いい、なんていうんですかね、かえす役とつなぐ役とホームに帰ってくる役と、そういういいバッターの存在だと思います」

 ――石山も田口もイニングの途中から早めの継投。

 「ちょっといろんな理由があってああいうふうになったんですけど、なんて言ったらいいんですかね。信用してここは石山、ここは田口だと思って送り込みました」

 ――試合前にミーティング。内容は。

 「中身はチームだけのものなのでいいんですよ(笑)」

 ――何となくでも。

 「いやいや、頑張りましょうと。そういうことです」

 ――山田は「グラウンドに立てる喜びを感じながら」と話していた。

 「さすがキャプテンだね。いやいや、内容ともかく全力でいつも通り、いつも通りがすごく難しい短期決戦だけど、全力を尽くして頑張りましょうということですけど」

 ――塩見の締め。

 「いやいや、いつも通りいい締めでしたよ。全く打席では締まらなかったですけど。明日頑張ってくれると思います」

 ――試合前の円陣でも声出し。

 「まあ、もうお約束ですよね」

 ――初戦で白星。

 「もちろん良かったなと思いますけども、やっぱりすごく難しいなと思いながらゲームを見ていました。継投にしても、準備の仕方にしても、この先の6連戦と捉えて、同じ相手と6試合やるということを考えると、凄く難しいゲームだなと思って見ていました。その初戦を取れたというのは非常に良かったと思いますし、きょうは良かったなと思うだけで、また明日のね、準備はしっかりしたいなと思いますね」

 ――広島・新井新監督が誕生。

 「見た見た、YouTubeで。新井さんですからね。大後輩の。あのー、ライバルチームなんですね。今何ともコメントしづらいですけど、そのうちちょっとお話でもと思いますけど。いまそこまで考えてないです。すみません」

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