オリックス・中嶋監督 押し出し四球で3得点に「自分たちがならないように」快勝にも油断なし

[ 2022年10月12日 22:07 ]

パCSファイナルステージ第1戦   オリックス5-0ソフトバンク ( 2022年10月12日    京セラD )

パCSファイナル<オ・ソ(1)>貫禄の8回無失点の山本由伸を迎える中嶋監督(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスは投打がかみ合い、快勝。ポストシーズン18連勝中だったソフトバンクを完璧に封じた。

 中嶋監督は5-0と完封勝利での白星に「結果がすべてだと思います。内容はもちろんなんですけど、結果がすべてだと思います」と一息ついた。

 投げては山本が8回5安打無失点、10奪三振の好投。指揮官は「いつも通りと言いますか、はい」と短期決戦でも変わらないエースの仕事ぶりを淡々と称賛した。5回には1死二、三塁のピンチで2者連続三振。「バント処理を自分のミスだと思ってると思いますし、取り返そうとギアが上がったところがすごいところ」と直前に今宮の犠打を自ら打球処理もファンブルしたことから、ギアチェンジした右腕のすごさを改めて称えた。

 打線もレギュラーシーズン不完全燃焼に終わった杉本が2安打2打点の活躍を見せ「だいぶ自分の調子が上がって来てると思う。ボールの見方が非常に良い」と復調にうなずきつつも「でもまだ初戦なので」と冷静に語った。

 先制点を含め、3点目まではすべて押し出し四球で奪う展開にも「押し出しはもらった点ということになりますけど、逆に自分たちがああいうことにならないようにと怖い思いをしました」と気を引き締め直した。

 これでアドバンテージを含めて2勝とし、13日も勝利すれば2年連続の日本シリーズ進出に王手をかける。それでも指揮官は「アドバンテージは1つも考えていない。明日の試合をしっかりと取りにいきたいと思います」と快勝発進にも最後まで油断はなかった。

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2022年10月12日のニュース