阪神2軍 巨人・直江、平内のリレーに4安打零封負け 平田2軍監督「遊ばれとるやん」

[ 2022年10月12日 05:15 ]

みやざきフェニックス・リーグ   阪神0―2巨人 ( 2022年10月11日    生目第二野球場 )

<フェニックスリーグ 神・巨>先発し、6回1失点の村上(撮影・成瀬 徹)
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 阪神2軍は11日、巨人に零封負けを喫した。先発の村上は直球の質をテーマに置き6回4安打1失点と好投。その後は馬場、小林とリレーした。打線は先発直江の前に苦戦。8回まで3安打無失点に封じられると、9回2番手・平内から1死一、三塁をつくったが無得点に終わった。

 以下は平田2軍監督一問一答。

 ―先発の村上が好投した。
 「シーズン中は無難に打ち取らなきゃっていうところで変化球が多すぎたと。1年目はスピードガンに感じられないキレがあったけど、今年もそこそこの成績は残したけどストレートの質、スピードを上げるためにこのフェニックスはストレートを中心にもう一回取り組むところが大事ちゃうかと言うことでストレートの質を磨くという点では今日良かったと思うよ。カーブにしてもちょっと最近になって覚えられてコーンとファウルを打たれたけどあれでええねん。その後のスラーブも含めて今年後半に打たれてたからね。来年1軍に行くためにフェニックスでアピールしないといけないんでね、秋季練習でも。今日はクイックも早かったし、良かったね」

 ―打線は今日も沈黙した。
「昨日も一緒やけど、1軍クラスのピッチャーが来たらそうはいかんよ。この辺をしっかり打って力を付けていかないとクライマックス行ってる選手たちには到底勝てない。この辺を対応しているのは木浪、板山。この辺の1軍経験をしている選手たち以外は全く歯が立たないっていうことだ。そのためのフェニックス。2試合負けてどうのじゃないねん。公式戦やったらあれやけど、若い遠藤や特に井上。4番のな。前川なんかはまだ1年目で。後半活躍したけどこういう1軍クラスのピッチャーをどう打つか。打てなかったら練習するしかない。力をつける意味ではありがたい、逆に。1軍で投げてる直江とか平内とか出てきて、最後三振やん。そういうところで三振して、これじゃまだまだ力不足だと感じるのもフェニックスの目的だから。公式戦でちょっと落ちるピッチャーをボンボン打ったって、これは調子上げるのにはいいかもだけど、本当の力というのはこういうピッチャーで。上だったら2軍行きだなってなるやん。そういう面ではありがたい」

 ―特にスライダーフォークに泳がされていた。
「そらなんだかんだって上で投げてるピッチャーだもん。大貫にこの前フォークとかでやられてたけど、そこはそうはいかんよ。そこをなんとか感じて、どうやったら次それが止まれるようになるのか、1発で仕留められるのか。木浪とかはさすがだよ。その辺の差というのは井上、前川はまだまだよ。遊ばれとるやん」

 ―木浪は調子が上がっている。
「クライマックスも含めて、日本シリーズに向けてやっている」

 ―高寺が抹消。
 「高寺は明日から合流する。今日宮崎に入ってきます。大貫とかいいピッチャーにヒットはもちろん打ったけど、そういう1軍の投手を経験して2軍に来るのは全然違うやん。高寺なんか去年のフェニックスでは6割ぐらい打った。こうやって打てなかった、1軍クラスのピッチャーが投げてきた、これがありがたい」

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