広島・新井新監督 背番号はまさかの?「球団に15番をください、と言ったのですが」会見場は大爆笑

[ 2022年10月12日 13:52 ]

<広島>会見の席に着く新井新監督 (撮影・奥 調)
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 球団OBで広島新監督の新井貴浩氏(45=本紙評論家)が12日、広島市内で就任会見に臨んだ。

 今季限りで退任した佐々岡真司監督(55)の後任として球団から要請を受け、受諾。松田元オーナー(71)からもチームの再建と次世代育成に期待を寄せられており、粉骨砕身で挑む決意を見せた。

 会見では、注目の背番号についても質問が出た。最近のトレンドとしては、現役時代の番号を背負う監督も増えており、「新井さんと言えば、25番」との質問が出た。これに新井新監督は「球団の方に背番号は何番がいいかと聞かれたので、15番をください、と言ったのですが」と話すと、会見場は大爆笑。「鈴木さん(球団本部長)に“本人に言ってくれ”と言われましたが、私、直には怖くて言えないので、まだ何番か決まっていません」と付け加えて、さらに爆笑をさらった。広島の15番は、黒田博樹氏が2016年に引退するまで背負い、今は永久欠番となった伝説の番号。新井監督らしい、ユーモアある回答で笑いを誘った。

 この日は、シックなスーツにカープカラーの赤のネクタイを自分で選んで会見に登場。「小さい頃から私も広島でカープファンでしたし。どれか色を選びなさい、となれば小さい頃から赤でした。きょうも赤です(笑)」と、厳しさと反面、柔らかいイメージも出ていた。

 ◇新井 貴浩(あらい・たかひろ)1977年(昭52)1月30日生まれ、広島県出身の45歳。広島工、駒大を経て98年ドラフト6位で広島入団。08年にFAで阪神移籍。15年から広島に復帰。リーグ3連覇を果たした18年限りで引退した。05年本塁打王、11年打点王。16年セ・リーグMVP。08年12月から12年12月まで労組日本プロ野球選手会の第7代会長を務めた。引退後は19年からスポニチ評論家。右投げ右打ち。

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