オリックス・由伸「初戦はすごく大事」 “有言実行”の8回無失点でエースの責務を全う

[ 2022年10月12日 21:37 ]

パCSファイナルステージ第1戦   オリックス5-0ソフトバンク ( 2022年10月12日    京セラD )

パCSファイナル<オ・ソ>力投を続ける山本由伸(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスの山本由伸投手(24)が先発し、8回5安打無失点の好投で短期決戦を得意とするライバルを抑え込み、チームを勝利に導いた。

 山本は初回、先頭・三森を空振り三振に仕留めると波に乗った。5回は1死二、三塁のピンチを背負ったが二者連続三振。「バント処理でアウトにできるのをミスしたので、気を引き締めて投げました」。直前に無死一、二塁から今宮の犠打を自ら打球処理もファンブルし併殺を奪えずピンチを広げたことから、戒めを胸に次打者を完璧に封じた。

 球数が100球を超えた8回も2死二、三塁としたが周東を空振り三振に仕留め、スコアボードに0を並べ続け「ほっとした気持ちとうれしい気持ちとです。1イニングずつしっかり抑えることを意識して、リードをもらったので点差を守ることだけ考えて投げました」と振り返った。

 さらに、レギュラーシーズンの10月1日西武戦から“4戦連発”と絶好調の相手主砲・柳田も空振り三振、二直、一ゴロと3打席凡退に封じ「一発でチームが勢いに乗る試合が続いていたので、意識して厳しく投げました」と胸を張った。

 これで昨季のロッテとのCSファイナルステージ第1戦での完封勝利に続き、CSは計17回無失点。「初戦はすごく大事に思っているので、取れて本当に良かったです。アドバンテージと今日の1勝でかなりリードできたので、また一生懸命頑張ります」と2年連続の日本シリーズ進出へ意気込んだ。

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2022年10月12日のニュース