有藤通世氏 佐々木朗希完全試合で「球団に言いたいですよ」 18歳女房役を絶賛「何で呼ばないの?」

[ 2022年4月10日 18:55 ]

パ・リーグ   ロッテ6ー0オリックス ( 2022年4月10日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>完全試合を達成した佐々木朗は捕手・松川と喜びを分かち合う(撮影・長久保 豊)
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 「ミスターロッテ」と呼ばれ監督も務めたスポニチ本紙評論家の有藤通世氏(75)は、完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)を「素晴らしいピッチングだった」と称賛した。

 佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でプロ野球史上16人目の完全試合を達成。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢荘六以来。20歳5カ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11カ月を更新する最年少達成者となった。

 この試合の中継で解説を担当した有藤氏は「僕は現役の時に、八木沢さんの時に守っていて、阪急の今井に完全試合やられたんです」と自身の経験を振り返る。1973年10月10日のロッテ・八木沢の太平洋戦での完全試合、そして78年8月31日の阪急・今井雄太郎のロッテ相手の完全試合と、大記録の瞬間に2度に立ち会ったといい、佐々木朗について「またやります。次の登板もやってほしい」と2度目の快挙を“予言”した。

 そして、この試合のヒーローインタビューは佐々木朗だけだったことに、「球団にチームに対して言いたいですよ。完全試合はキャッチャーとの、でしょう?確かに投げるのはピッチャーですよ。でも何で松川も呼ばないの?」と疑問も。女房役のドラフト1位ルーキー・松川虎生(18)が好リードと6回の走者一掃の適時二塁打で佐々木朗の完全試合を支えたことに触れた。「歴代のそうそうたるキャッチャーが完全試合何回やってるの?古田が谷繁が野村さんが何回やってるの?彼らやってないんだもん。(松川の方が)上ですよ」と若いバッテリーでの快挙を大絶賛していた。

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