九共大が逆転星スタート!3年生の新キャプテン梁瀬が躍動3安打2打点「気持ちで打ちました」

[ 2022年4月10日 05:30 ]

福岡六大学野球   九共大7ー3福工大 ( 2022年4月9日    九共大 )

<九共大・福工大>3安打2打点の九共大・梁瀬
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 開幕し、九共大が福工大に7―3と逆転勝ちで好発進。3年生ながら主将を務める梁瀬慶次郎内野手が4回に同点打、5回にも適時打を放つなど3安打2打点と活躍した。春8連覇を目指す九産大は九工大に10―0で5回コールド勝ち。日経大は延長10回タイブレークの末、3―2で福教大を下した。

 新キャプテンが逆転での白星スタートに貢献した。3安打2打点の活躍を見せた九共大の梁瀬主将は「ベンチから“おまえのチームだぞ”という声が聞こえて。打たせてくれたのかな」とチームメートに感謝した。4回1死一塁で左越え同点二塁打を放ち、「気持ちで打ちました」。1点リードの5回には左前適時打、8回には先頭で二塁打を放った。

 リーグ通算43度の優勝を誇る強豪だが、春季リーグ戦はライバルの九産大に7連覇を許している。上原忠監督は「何かを変えたいと思った」と九共大野球部史上初という3年生を主将に抜てき。指揮官は「全国に行きたい本気度が違う」と指名理由を説明した。一塁の守備では常に大きな声を出し、チームメートを鼓舞。グラウンド整備などを率先して行う姿も評価された梁瀬は「声だけはデカいので。守備はそんなに上手じゃないし、どうにかして貢献したい」と思いを語った。

 1浪して九共大に進学した苦労人。丸刈りの頭がトレードマークの新主将は「監督を胴上げしたい」と燃えている。(杉浦 友樹)

 ◇梁瀬 慶次郎(やなせ・けいじろう)2000年(平12)10月16日生まれ、石川県金沢市出身の21歳。幼稚園で野球を始め、小学校まで軟式。中学では硬式の金沢ヤングブルーウェーブに所属し、長崎日大に進学。大学では1年秋からベンチ入り。兄の彪慶(たけし)は石川・星稜で2度甲子園に出場。1メートル77、92キロ。右投げ左打ち。

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2022年4月10日のニュース