首位陥落の巨人・原監督「打者陣がもう少しふんどしを締め直してやらないとね」 6戦連続3得点以下

[ 2022年4月10日 17:14 ]

セ・リーグ   巨人1―2ヤクルト ( 2022年4月10日    東京D )

<巨・ヤ>8回、中田が凡退してチェンジ。交代を告げるためにベンチを出る原監督(撮影・篠原岳夫)
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 巨人は息詰まる投手戦にミスで競り負け、2カード連続の負け越し。試合前まで0・5ゲーム差の2位だった広島が勝ったため、4月1日から立っていた首位の座から2位に後退した。

 巨人のドラフト3位ルーキー右腕・赤星とヤクルト左腕・高橋の投げ合いで6回まで1―1の投手戦。だが、1―1のまま迎えた7回だった。赤星が2死からオスナを四球で塁に出し、古賀の左前打などで2死二、三塁のピンチ。ここで打席には相手先発投手の高橋が入ったが、ファウルでしつこく粘られた9球目フォークを小林が捕逸する間に勝ち越しの1点がヤクルトに入り、これが決勝点となった。巨人打線は6試合連続の3得点以下。赤星はプロ最多の121球を投げ、7回5安打2失点(自責1)と好投も打線の援護なくプロ初黒星を喫している。

 この日は開幕15試合目にして初めて中田をスタメンから外し、これまで6番だった丸が今季初めて5番に。その丸が第1打席となった2回に7試合ぶりの一発となる先制3号ソロを放った。だが、得点はこれだけ。ヤクルトの高橋は昨年11月21日に行われたオリックスとの日本シリーズでプロ初完投初完封して以来、レギュラーシーズンではプロ初の完投勝利で巨人戦初勝利となっている。

 試合後、原辰徳監督(63)との一問一答は以下の通り。

 ――赤星が粘っていただけに

 「そうですね。まあ、1点ではなかなかね」

 ――小林のパスボールのところが

 「うーん。まあまあ、重箱のすみをつつけばね、色々あるだろうけれど、もう少し打たないとね」

 ――高橋に対しては攻められたか

 「どうだか分かりませんが、抑えられているわけだからね。なんとかしたかった」

 ――この3連戦、打線の方が少し元気が

 「そうですね。打者陣がもう少しふんどしを締め直してやらないとね」

 ――中田は今回の先発落ちが奮起になるか

 「まあ、個人的なことはともかくとしてね。打者陣ということでいいでしょ」

 ――中島が今季初先発だったが、相性か
 「まあ、ナカジのガッツというか、でも、いいものが出ましたね」

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