2年連続首位打者のオリ・吉田正も脱帽「フォークがストンと消える」 4年ぶり同一投手に1試合3三振

[ 2022年4月10日 18:00 ]

パ・リーグ   オリックス0-6ロッテ ( 2022年4月10日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>初回、空振り三振に倒れた吉田正(撮影・島崎忠彦)
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 昨季パ・リーグ王者のオリックスが、10日のロッテ戦で屈辱を受けた。

 ロッテ先発の佐々木朗希投手に、初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪われ、プロ野球新記録の樹立を許した。結局、その後も流れを止められず、頼みの吉田正も3打席連続三振。9回、最後は代打・杉本が空振り三振に倒れ、28年ぶりの完全試合を許した。

 2年連続首位打者に輝いた吉田正が1試合3三振を喫するのは、これまでプロでは3度しかなく、同じ投手相手からの3三振は18年5月6日のソフトバンク戦で中田賢一に喫して以来、4年ぶり。「きょうはすごく、完全にやられましたし。接点がなかったです。対策しましたけど、フォーク待ちで真っすぐに手が出なかったし、真っすぐでいくと、フォークがストンと消えるので」と脱帽するしかなかった。

 「あそこが唯一のチャンスだったかな」と振り返ったのが、4回の第2打席だった。2球目までカーブが続いたが、見逃し、空振りとタイミングをはかれなかった。「真っすぐとフォークが、腕の振りでも分からなかったし、なんせコントロールがよかったですね。配球を変えながら、とは思いますけどね、本当に素晴らしいピッチングでした」と振り返り、さらに「打席、打席で修正しながらやりましたが、完全に相手が上だったと思います」と素直に認めていた。

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2022年4月10日のニュース