ロッテ・佐々木朗希 次なるプロ野球記録のターゲットは? 記録ずくめ過ぎる完全試合

[ 2022年4月10日 18:23 ]

パ・リーグ   ロッテ6ー0オリックス ( 2022年4月10日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>完全試合を達成した佐々木朗(撮影・島崎忠彦)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5カ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11カ月を更新する最年少達成者となった。

 まさに記録ずくめの快投だった。歴史的快挙の完全試合で影に隠れがちではあるが、佐々木朗はこの日の投球で数々の金字塔を打ち立てた。達成した記録を振り返る。

 【連続奪三振】=プロ野球記録
 初回2死、吉田正からこの日1個目の三振を奪うと、5回2死の西村まで13者連続奪三振。従来のプロ野球記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と1958年の土橋正幸(東映)が記録した「9」。64年ぶりに記録を更新した。大リーグでの連続三振記録は「10」。

 【1試合奪三振】=プロ野球タイ記録
 13者連続を含む、毎回の19奪三振。オリックス・野田浩司が1995年4月21日ロッテ戦(千葉マリン)でマークした1試合19奪三振に並んだ。ちなみに球団記録は1979年6月8日近鉄戦で村田兆治がマークした16奪三振だった。

 【連続イニング奪三振】=歴代2位
 昨年10月14日オリックス戦(京セラD)の2回から連続イニング奪三振を続けており、この日の毎回奪三振で34イニング連続となった。シーズンまたぎで今季はまだ23イニング連続だが、2002年の張誌家(西武)の28イニングを抜いて歴代2位相当となった。1位は15年に43イニング連続を記録したサファテ(ソフトバンク)。記録更新の期待がかかる。

 次回登板で達成可能な記録
 【連続イニング奪三振】
 9回を投げ抜き、毎回奪三振を記録すれば前述のサファテに並び、プロ野球タイ記録。10回以上毎回なら、参考記録ながら最長記録となる。

 【連続試合2桁奪三振】
 ここまで3試合連続2桁奪三振。4試合連続となれば、95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる球団タイ記録。

 【毎回奪三振】
 球団記録は成田文男、伊良部秀輝、成瀬善久が記録した2度。次回登板で毎回奪三振を記録すれば、球団タイ記録となるが、シーズン2度は初めての快挙。

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2022年4月10日のニュース