ソフトB・藤本監督 今季パ初ドローに「投手がしっかり頑張った」、先発東浜から7投手が零封リレー

[ 2022年4月10日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0ー0西武 ( 2022年4月9日    ベルーナD )

<西・ソ>引き分けに終わり、タッチを交わすソフトバンクの選手たち(撮影・尾崎 有希)
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 12球団最強の投手陣が総力を尽くして今季パ・リーグ初の引き分けに持ち込んだ。ソフトバンクは7投手で無失点リレー。藤本監督は「向こうの投手も良かったけど、うちの投手もしっかり頑張ったね。負けない野球をしてくれた」と4時間2分の長い戦いを振り返り、奮闘した投手陣を称えた。

 7回途中から継投に入り、延長10回は藤井が、11回は板東と若手投手が3者凡退に仕留めた。12回は守護神の森が先頭を四球で出したが、代打・岸の小フライとなったバントを甲斐がダイビングキャッチするなど、好守備も光った。

 先発・東浜は2日の楽天戦が相手に新型コロナウイルス感染者が続出したために中止となり、中13日と間隔が空いたが、影響を感じさせなかった。「球もばらつき、調子は良くありませんでしたが丁寧に投げた」。6回2/3を2安打無失点。西武のドラフト1位・隅田との投げ合いで一歩も引かなかった。

 チームは開幕8連勝でスタートダッシュに成功したが、その点差は1点差が3試合、2点差が2試合、3点差が3試合と全て3点差以内の接戦をものにしてきた。12球団トップのチーム防御率1・67の投手陣が快進撃を支えている。

 打線は今季初めて無得点に終わり、藤本監督は「チャンスは1回か2回しかなくて難しかった。明日、何とか切り替えていきましょう」と話した。10日こそは投手陣を援護して開幕からの5カード連続勝ち越しを決める。(井上 満夫)

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2022年4月10日のニュース