ロッテ佐々木朗が“世界記録”の13者連続三振 MLB記録はシーバーらの10 歴史に名を刻んだ

[ 2022年4月10日 15:23 ]

パ・リーグ   ロッテーオリックス ( 2022年4月10日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>3回、164キロを記録した佐々木朗(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪い、プロ野球記録を樹立した。従来のプロ野球記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と1958年の土橋正幸(東映)が記録した「9」だった。

 初回2死に空振り三振を奪った吉田正を4回2死に迎えると2ストライクから149キロのフォークボールで空振り三振に斬る。この時点でプロ野球記録の10を記録すると、まだ止まらない。6回先頭の紅林が中飛となったが、13者連続三振を奪った。

 海の向こうの大リーグでの連続三振記録は「10」。過去3投手がマークしている。初めて10者連続三振を達成したのは、メッツの快速右腕として鳴らしたトム・シーバー。70年4月22日のパドレス戦で達成した。6回2死からゲームセットまで全て三振を奪い、当時の大リーグ記録に並ぶ1試合19奪三振を記録した。シーバーの記録は長く不滅のものとして輝いていたが、昨季2人の投手がこの金字塔に並んだ。フィリーズのアーロン・ノラが6月25日のフィリーズ戦で、ブルワーズのコービン・バーンズが8月11日のカブス戦で、いずれも10者連続三振を成し遂げた。

 11人以上の打者を連続三振に斬ったケースは、長い大リーグの歴史でも一人もいない。佐々木朗は文字通り異次元の領域に達しようとしている。

 佐々木朗は試合前までの時点で25イニング連続奪三振。また、2試合連続2桁奪三振中で、球団では95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる3試合連続2桁奪三振も記録した。

続きを表示

2022年4月10日のニュース