ロッテ愛…石川8回零封で優勝マジック3!!!再び首位浮上「いやあ、凄かった」

[ 2021年10月25日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―2日本ハム ( 2021年10月24日    ZOZOマリン )

<ロ・日>8回無失点で6勝目を挙げた石川(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 圧巻の105球だった。ロッテ・石川が8回4安打無失点の好投で、首位浮上とリーグ優勝マジックを3とする勝利をもたらした。負けられない一戦での好投。「いやあ、凄かった」としびれる一戦を振り返った。

 3回まで毎回走者を背負ったが、尻上がりに調子を上げた。4回2死から4者連続三振。5回先頭の万波は宝刀シンカーで追い込んで142キロ直球で空振り三振、杉谷はカーブ2球で追い込み129キロのシンカーで3球三振に斬り、8回2死まで走者を許さなかった。変幻自在の投球に「田村がいい感じで球種を選択してくれた」と先制二塁打で貢献した女房役を称えた。

 今季は開幕投手に指名されたが、コンディション不良で回避。6月には右肘のクリーニング手術で長期離脱したが、終盤に復活した。9月9日のオリックス戦で復帰すると10月は計23イニングで2失点のみで3連勝。2試合連続で無四球と完璧な内容だが「そこはどうでもいいです」と素っ気なかった。

 今月7日に国内FA権を取得。「何も思いはありません」と答えるなど、いつもひょうひょうとしているがチーム愛は誰よりも強い。2年連続リーグ3位で終わった16年オフ。石川は「あと何年でFAだろう。強いチームがいいなあ」と行使をほのめかした後、「やっぱりこのチームが好き。ここ(ロッテ)で優勝したい」と真顔で言い直した。

 残り4試合。井口監督は「負けられない試合が続く」と投手を総動員させる意向で石川も「その“総”に入っているなら投げたい」。最短Vは27日。歓喜のゴールへまた一歩、近づいた。(君島 圭介)

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月25日のニュース