高津ヤクルト“円陣全開”でM2!肩組んで一丸、7日ぶり勝利 26日にも15年以来のセ界一

[ 2021年10月25日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト6―4巨人 ( 2021年10月24日    神宮 )

<ヤ・巨>試合前、肩を組んで声出しをするヤクルトナイン(撮影・光山 貴大)
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 ヤクルトは24日、巨人戦の4回に打者一巡の猛攻で6点を先制するなど6―4で勝利。試合前の円陣で肩を組んで改めて力を結集し、引き分けを挟んだ連敗を3で止めた。17日のDeNA戦以来7日ぶりの白星を挙げ優勝マジックは1つ減らして2。最短で26日、15年以来6年ぶりのリーグ優勝が決まる。

 全員で肩を組み、輪になった。試合前の円陣。中心で選手会長の中村が切り出した。「走塁にしろ、バッティングにしろ、守備にしろ、全て良いイメージで想像してやっていきましょう!」。心を一つにしたナインが猛攻を見せたのは4回だ。

 無死満塁から4番・村上の痛烈な右前打で先制。リーグトップの39本塁打で並び、113打点でトップの巨人・岡本和の目前で、112打点目を挙げ1打点差に迫った。サンタナも中前2点打で続き、さらに2死満塁。投手の原が走者一掃の左翼線二塁打を放ち、二塁でガッツポーズを繰り返した。ベンチも総立ちの、高校野球のような団結ぶり。チーム一丸の打者一巡攻撃で挙げた6点を、執念の継投で守り切った。

 「自分で何とかしようという(原)樹理さんの気持ちが打球になった」と喜んだ村上が、野球では珍しい肩を組んでの円陣をこう説明した。「15年に松元コーチが巨人戦でやっていたみたいで。その話は僕たちも聞いています」。15年9月27日、首位で迎えた巨人戦。試合前に当時現役だった松元打撃コーチが提案し、円陣で肩を組んだ。この試合に勝ちマジック3を初点灯させ、前年最下位から優勝。入団前だった村上にも受け継がれる「伝説の肩組み円陣」の再現で、連敗を3で止め17日以来7日ぶりの勝利を挙げた。

 18日以降、マジックは1つしか減らせなかった。2桁失点が4戦で3度。無得点が2試合あった。生みの苦しみの中で、ベテラン、高津監督が、ナインの士気を高めた。塩見が中前打を後逸して敗れた21日の広島戦後は、野手最年長の青木が「野球だからミスもある。止まるな。小さくまとまらないで、前向いてやっていこう!」と鼓舞。高津監督もこの日までに「なるようにしかならない。全力で戦ってその結果はどうであれ、しっかり胸張って戦おう!」と呼び掛けた。

 最短Vは26日。高津監督は「ちょっと重い1週間だったので、あさって、切り替えて、全力で戦うだけ」と言った。6年ぶりのリーグ優勝へ。最後のカウントダウンだ。(青森 正宣)

 ▽15年ヤクルトの円陣&肩組み 首位で迎えた9月27日の2位・巨人との直接対決(東京ドーム)。ヤクルトはユウイチ(松元打撃コーチ)の発案で試合前、円陣でナインが肩を組んだ。声出しも担当したユウイチは「肩を組んでください。目を閉じてください。打ったとき、守ったとき、投げたときのこと、最後は勝ったときのことをイメージしてください。できましたか?さあ、元気出していきましょう!!」と気合を入れた。3、5回にも同様に肩を組み、試合は2―1で勝利。優勝へのマジック3が初点灯した。

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