楽天、オリ山本の前に三塁すら踏めず零敗 マー君8回2失点も無援に泣く…自身10戦勝ちなし4連敗

[ 2021年10月25日 20:35 ]

パ・リーグ   楽天0ー4オリックス ( 2021年10月25日    楽天生命 )

<楽・オ>7回、大きく息を吐きながらベンチへと戻る田中将(撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天は25日、本拠地・楽天生命パークでオリックスと対戦し0―4で敗れて2連敗。先発した田中将大投手(32)は8回2失点の好投も石井一久監督(48)に並ぶ日米通算182勝目は来季へ持ち越しとなった。

 日米通算181勝で王手をかけてから9試合勝ちなしで3連敗中の田中将が初回から飛ばした。最速150キロのストレートを軸に、カットボールとスライダーを織り交ぜて3回までに4奪三振の完全投球。

 4回1死から初安打を許したものの無得点で切り抜けた。しかし、0―0の5回、1死から四球で走者を許し、2死二塁から紅林に左前打を浴びて先制点を許した。さらに7回にも2死一、三塁から紅林に右前打を許して点差を2点に広げられた。田中将が8回2失点で降板後、9回に登板したブセニッツが連打で1死二、三塁から足立にツーランスクイズを許してダメ押しの4点目を与えてしまった。

 打線はオリックス先発・山本の前に沈黙。4回までわずか1安打の打線は0―1の5回、先頭の銀次が右前打で出塁。だが、続く渡辺の犠打が捕ゴロとなり走者を二塁へ進められなかった。さらに1死一塁から辰己の3ボール2ストライクから渡辺がスタートを切るも、三振ゲッツーとなった。

 6回2死二塁の場面では、3番・浅村が三遊間の深いところへ打球を放ったが、紅林の好プレーに阻まれた。7回以降も山本の前に無得点に抑えられ、三塁すら踏ませてもらえず零敗を喫した。

 田中将は8回109球を投げ、8奪三振2失点の好投も今季9敗目(4勝)で後半戦初勝利とはならなかった。

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2021年10月25日のニュース