M3のロッテ 20安打15失点投壊で首位の座を明け渡す 美馬2回途中7失点KO 岩下も5失点

[ 2021年10月25日 21:16 ]

パ・リーグ   ロッテ7―15ソフトバンク ( 2021年10月25日    ZOZOマリン )

<ロ・ロ>大量点を取られなすすべもない井口監督(撮影・長久保 豊)
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 16年ぶり優勝へマジック3点灯中のロッテは投手陣がソフトバンク打線に3本塁打を含む20安打と打ち込まれ、7―15で大敗。連勝が2で止まり、熾(し)烈な優勝争いを続けるオリックスに再び首位の座を明け渡した。

 初回に3番・マーティンが右翼スタンド上段へ27号ソロを放って先制したが、先発右腕・美馬が直後の2回に4連打を含む6安打を集中されて7失点KO。1死から一塁へ悪送球したエチェバリア失策からの7失点で自責ゼロという珍しいパターンとなった。

 だが、今季最終戦のソフトバンク打線の勢いはその後も止まらず。2番手右腕・岩下は3回、柳町にプロ1号ソロを献上すると、4回には栗原に21号2ランを被弾し、4回で早くも10失点。1―10で迎えた5回には安田、岡、藤岡の3連打で2点を返して3―10としたが、直後の6回には岩下が中村晃にこの試合3発目となる8号2ランを浴びて計5失点。7回に3番手右腕・東妻も3連打で1点を失うと、8回には4番手右腕・田中も海野のプロ初安打となる左翼線適時二塁打などで2点を失った。

 ソフトバンクは今季最終戦を圧勝で飾り、60勝62敗21分けの借金2で今季の全日程を終了。今季限りで退任する意向である工藤監督のラストマッチを白星で飾り、先発右腕・千賀は6回6安打3失点で今季10勝目(3敗)を挙げて2016年から6年連続2桁勝利で今季を締めくくった。栗原が21号2ランを含む2安打4打点の大活躍。柳町がプロ初アーチ、海野が打点つきのプロ初安打とお祭り騒ぎの今季最終戦となった。

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