阪神・矢野監督の執念采配 島田スリーバントスクイズでダメ押し「簡単じゃない。よく決めてくれた」

[ 2021年10月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7ー2広島 ( 2021年10月24日    マツダ )

<広・神>8回1死三塁、島田は投前スクイズを決める(撮影・北條 貴史)
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 阪神・矢野監督が執念采配で大きな1勝をつかみ取った。5点優勢の8回1死三塁。カウント2―2からの7球目。島田に命じたスリーバントでのスクイズが一塁前へ転がり、奇襲でダメ押し点を奪った。

 「追い込まれてからやから簡単じゃない。作戦なんて選手たちがやってくれてこそ。よく決めてくれた」

 逆転優勝へ負けられない日々。4連勝へ伸ばし、直近10試合は6勝1敗3分け。6回2死満塁の場面では右太腿裏故障の近本をネクストサークルに送り、代打で準備させた。出番は回らず2試合連続で欠場しても、総力戦の姿勢を示した。

 「(ヤクルトに)いいプレッシャーはかけられてると思う。残り1つ、そこを目指して戦い切るしかない」。ヤクルトがナイターで勝ち、甲子園胴上げの可能性は消滅。26日の中日とのレギュラーシーズン最終戦も白星で締め、“吉報”を待つ状況をつくるだけだ。

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